ユダヤ民族の歴史は、今から約4000年前、族長アブラハムから始まります。創世記12章には、神がアブラハム(改名する前はアブラム)と結んだ「アブラハム契約」の内容が記されています。
時に主はアブラムに言われた、「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」。(創世記12:1-3)
1.古い姿から離れなさい
神はアブラハムに、「国を出て、親族に別れ、父の家を離れ」るよう命じました。当時、アブラハムが住んでいた地は、偶像崇拝に満ちた場所だったからです。
神の祝福は、誤った環境、誤った考え、誤った習慣から離れたときに与えられます。今、あなたがつかえている偶像はなんでしょうか。物質、金銭、権力、快楽、あるいは自分自身でしょうか。それらの偶像から離れてください。
古い姿から離れる大胆な決断によって、あなたの人生は変えられ、神様がそなえられた想像を超える祝福がのぞむでしょう。
2.私が示す地に行きなさい
神がアブラハムに「わたしが示す地に行きなさい」と命じると、彼は無条件に従いました。「信仰によって、アブラハムは、受け継ぐべき地に出て行けとの召しをこうむった時、それに従い、行く先を知らないで出て行った。」(へブル人への手紙11:8)
神の御言葉が漠然と感じる時があるかもしれません。しかし、約束の御言葉が与えられたなら、たとえそれが漠然としか感じられなくても、その御言葉に従順しなければなりません。その御言葉を信じて最善の努力を尽くせば、最初は漠然としか見えていなかったことが、鮮明に現実のように心に感じられ、確信に変わります。「さて、信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである。 」(へブル人への手紙11:1)
神は真実なお方です。一度約束されたことは必ず成し遂げられます。それを信じて、いつも信仰の告白をしてください。口から出る言葉はとても大切です。「神は私と共におられる。私は神の祝福を受けた神の子どもである。神は約束を守って下さり、必ず夢がかなうようにして下さる!」 このように声に出して言う人は、神に栄光をささげることのできる素晴らしい人生を歩むことができるでしょう。
3.あなたは祝福の基(もとい)となる
神はアブラハム契約において4つの祝福を約束されました。
①あなたを大いなる国民にする
②あなたを祝福する
③あなたの名を大きくする
④あなたは祝福の基となる
神はアブラハムを通してすべての人類が祝福を受けるという契約をされました。神は契約を守られる神です。アブラハムの祝福はすでに私たちのために準備されていて、イエス・キリストを主と信じた瞬間に、契約の祝福を受けるのです。
4.最後に
イ・ジソンさんは、大学4年生だった2000年7月、飲酒運転者が起こした7重追突事故で全身の55%にやけどを負いました。30回以上の皮膚移植手術を受けて命は助かりましたが、目が覚めて自分の姿を見たとき、自分の人生は終わったと思い、神様をうらんだそうです。
しかし、そのような彼女に神様は訪ねて来られて「愛する娘よ、これは終わりではない。私は必ず、病んでいる人、希望を失った人に、あなたが希望のメッセージになるようにする」と約束されました。
やがて、彼女は障がい者福祉に関心を持つようになり、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の社会福祉学の博士号を取得します。そして帰国し、梨花女子大社会福祉学科の教授になりました。
ある時、ジソンさんはインタビューを受け、過去に戻ることができるならどうしますか?との質問に、こう答えました。「事故によって私が失ったものは多くあります。しかし、私には事故を通して得たもののほうがはるかに多いのです。神様の愛、家族の愛、教会の人たちの愛、友人の愛… 多くの人々の愛によって、私の心は事故の前よりも豊かで幸せだと言えます。もし私が過去に戻るのなら、今のこの豊かな恵みと愛を全部失うことになるから、戻りたくありません。」
愛するみなさん、神様は信仰の人、夢見る人をさがしておられます。御言葉を信じて最善を尽くし、信仰で夢に向かって前進してください。そして、みなさん一人一人が主に用いられる祝福の通路になって、みなさんを通して子が、孫が、愛する隣人が、神様の祝福といやしとなぐさめを受けますように。
以上